クライアント
Ma bento様
業種
フランス弁当レストラン
サービス内容
広告マンガ
目的
海外で日本の食文化を広めるために、弁当の概念を視覚で訴える
ターゲット
フランス人ビジネスマン・OL・観光客
メディア
店頭チラシ、イベントPOP、HPなど
作家
徳山寛之
コメント
1.お客様について
フランスパリのエトワール凱旋門(Arc de triomphe de l'Étoile)をそのまま西に進むとと近代的な新凱旋門(グランダルシュ;la Grande Arche)が登場するビジネス街ラ・デファンス(La Défense)が広がっています。そのビジネス街において日本の弁当レストランを運営されているま弁当(ma bento)さま。
お2人の共同創業者がフランスにBentoを輸入することを思いついたのは、2009年に日本を旅行したときのことでした。当時日本の弁当は、フランスではまだあまり知られていませんでした。弁当は、完成度の高い、バランスのとれた料理としての資質を備えていて、どこでも食べられるので実用的であるところに着目されました。そこで、2011年9月、ラ・デファンスに弁当専門店をオープンさせるというプロジェクトが生まれました。
海外から見て実際に日本料理は、食材や調理法の点から見ても、ダイエット効果が高いと評価されています。また、食事の仕方や食事にまつわるルールも日本食を栄養のお手本にすることに貢献しています。弁当のコンセプトは、この「トレンディ」で「ヘルシー」な食のムーブメントの一部であり、さらにオリジナルな食べ方であることも特徴となっています。さらに弁当箱は、色、味、食感の相乗効果で、ユニークな一面を見せることができます。
MaBentoさまは、高品質の温かい弁当を素早く提供できるようなシステムを構築されています。肉、魚、野菜は毎日配送され、その日のうちに加工、調理され、最適な鮮度を提供されています。日本料理を知り尽くしたシェフが、本格的な味わいのお弁当を用意されています。
実店舗以外にもフランス最大の日本文化イベントJAPAN EXPOやMAISON & OBJET等さまざまなイベントにも出展されています。
2.導入の背景
フランス屈指のビジネス街であり現代的な都市であるラ・デファンスにおいていかに日本食…なかでも「弁当」という新しい概念をいかにオタクでもないビジネスマンに知っていただくか苦慮されていました。実際に、店舗は、上品なお茶屋さんの雰囲氣でお料理の写真もふんだんに見せており日本文化良い側面を打ち出されていました。さらには、弁当の中身の説明も英語訳フランス語訳もされていました。
しかし、いくら翻訳をしてもそもそも「エビフライ弁当」と言われてもそれを見たことがないフランス現地の人たちには理解はしにくかったのです。
そこで、フランスのイベントで弊社と知り合ったのがきっかけでマンガ化をすることになりました。
3.活用方法
【内容】
マンガ1Pを日本語からフランス語訳してチラシデザインに掲載。またPOP等店頭装飾にも活用されました。
また、取り上げる弁当も『日替わり弁当』で、フランス人にとってまったく初めての概念でした。
しかし、マンガでは普段とはちょっと違ったランチを求めているビジネスマンを想定して、リーズナブル(フランスは外食が高い!)かつヘルシーで見た目も良く日替わりということで飽きが来ないものというメリットを提示して、新しい価値観でもビジネスマンが選びたくなる要素を盛り込みました。
その結果、店頭チラシが雄弁な営業マンとなり翻訳をしてもダメだった弁当の説明や営業トークも必要なく
ビジネスマンに多数選ばれる結果となりました。
4.導入後の展望
マンガ導入の翌年、弊社が代表を務める日本食パワーブランドのフランスJAPAN EXPO出展ブースにおいてま弁当さまと共同ブース出展をさせていただきました。
おかげさまで最高のコラボレーションが実施され、試食5,000食提供を達成することができました。
マンガは回し読みができ、かつ翻訳しても伝わらなかった日本の食文化をビジュアルと物語で伝わるツールとなりました。
今後もマンガ×日本食のコラボが広がっていくことでしょう。
リンク
https://www.facebook.com/254840191217166/photos/pb.100064085317902.-2207520000../1212803792087463/?type=3