先ほどの展覧会のあと、大阪デザイナー専門学校CG科アニメーション学科の卒業制作上映会を見てきました。
全体的にほのぼのとした感じでしたが、個人の作品にちょっと惹かれるものがありました。それはそれでいいでしょう。学校内のノリですから。
ただ、総体的に思ったのは…
技術も磨かねばならないし、構成も考えねばならないしでそれなりに大変ですが…
やはり『人生経験』を読書なり、『実際に事に当たって砕ける』なり、なんなりで経験を先取りしていくことが肝要だということです。これは、年齢を経たら自然に身につくもの…ではないのです!
機動戦士ガンダムの監督で有名な富野氏のコメントを拾い上げると、いつも声高に、アニメのことをやるからといってそれだけをするな…いやアニメのことはするなとまで言っています。
これには、一理あります。
技術(ハード)も大事ですが、そこで表現する中身(ソフト)も重要なのです。
技術だけ追っても、視野が狭くなり中身のないものになる。
逆に、なにを訴えたいのかを相当に考えて考えて考えて…
そうして、出てくるものというのは、人々の心を捉えて離さないレベルへの最短距離のような気がします。急がばまわれ。これは、ある一定期間だけで養うのは、難しいと思います。人生を賭してやることです。
昔の人は、高校時代には、かなり難解な文学を読みこなしていたそうです。僕もそこまで行かなくても、著名な作家に当たったことがありました。
そこには、1行の文章に魂が込められていて、見過ごせない部分があるのです。一言一言が、想像力を大いに喚起させるのです。
もちろん、実際に生活していく中で感じることに対して、特に人に対しての想像力は、絶対に養っておきたい。
相手に対する想像力が働けば、いじめも少なくなるだろうから。
こういったことは、自戒の念もこめています。
作品でなくてもビジネスも同じでしょうから。
多くの人を動かすのは、たやすくはないことを実感していますが、自分の能力や熱意は過信しない程度に自信を持っています(=自負心)。でも、その自信は、恥を人前でかいてきた結果なのかもしれません。挑戦は、既成概念をおいて行い、からだ全体で恥をかいてきました。
無知な自分を感じ、努力不足な時はいつも恥をかみしめ…。そして、親の努力のすごさ、精神の崇高さは今でも抜くことができません。反発心や虚無感から、親の恩を感じる心もおいていた時期がありました。これも猛烈に恥じ入ること。来年には、親孝行を結果で示します。
このように、マイナスからスタートしていることは変わりありませんので、これからどんどん成長するしかありません。えらそうに言っている場合ではありません。
クリエイターのみなさん。
分野は、違えどともにがんばって行きましょう!
僕も自分を必死に高めるので、皆さんもぜひご一緒に!
今年中に、フランスで作家さまをデビューさせる。それにふさわしい人間になり、事業を行う。
日々、心新たに!